一般社団法人日本電機工業会 JEMA
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11月9日は換気の日

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もっと知りたい!換気扇

換気扇にまつわるさまざまな情報をお届けしてまいります。

かんきママの疑問その2 換気扇の上手な使い方はあるのかしら?

気になる換気扇の電気代

まずはお試しクイズです。答えを考えてみてください。

問題
換気扇の平均消費電力は次のどれに一番近いでしょうか?1から3番の中から選んでください。
  • 1.蛍光灯(20W)1灯分
  • 2.37型相当の液晶テレビ
  • 3.(A4サイズ)ノートパソコン

換気扇は、機種によって消費電力が異なりますが、一般社団法人日本電機工業会で、現状の全機種の消費電力の平均値をとったデータがありますので、試しにクイズ形式にしてみました。

ヒント

レンジフードファン
レンジフードファン
消費電力が比較的大きいのは、台所用のレンジフードファンです。強・弱(または多段階)切替えのスイッチが付いているタイプであれば調理に応じて風量の使い分けが出来ます。普通の調理時によく使われる「弱」ノッチですと30〜50W程度(シロッコファンタイプの場合)、これですと音も比較的低く抑えられています。
プロペラファンタイプ
プロペラファンタイプ
かつて最も多く使われたプロペラファンタイプの換気扇は、羽根径25センチのタイプで大体25W程度です。

天井埋込タイプ

パイプ用ファン

天井埋込タイプとパイプ用ファン

現在最も多く使われている換気扇のタイプは、天井埋込タイプですが、浴室やトイレなどの小空間ではパイプ用ファンもよく採用されます。これは、直径10cmとか15cmのパイプにはめ込むタイプのいわばミニ換気扇です。このタイプの換気扇では、消費電力が2〜3W台の物もあります。

浴室に消費電力5Wのパイプ用ファンを設置している場合、入浴後に朝まで仮に8時間運転したとしても、5W×8h=0.04kwhですので、電気代は1日当たり約1円(電気料金の目安単価:27円/kwh(税込)で計算)です。入浴後の浴室内を乾燥させるには、3時間以上換気扇を運転するのが望ましいとされていますので、出来るだけ換気扇を活用してカビなどを防いで欲しいと思います。

換気と省エネ
健康にも、住宅の維持にも、換気が重要な役割を担っているのですが、電気代を気にして換気扇の運転をなるべく抑えているという方もおられるようです。
結露やカビ、さらには各種化学物質による室内空気汚染を防止するには、適正な換気を図る必要があります。 行き過ぎた省エネ意識
で、換気扇の運転を必要以上に抑えますと、換気不足による弊害が起こる場合があり、好ましくありません。
現に、オイルショックの頃、アメリカで省エネのためということで、建築物の換気量の基準が低く改訂されたことがあって、その結果、換気不足によるシックビル症候群患者が多数発生して問題になった経緯があります(その後、基準は元の水準に戻されました)。
換気扇の消費電力が、ほぼ、どの程度であるかという知識を持った上で、うまく使いこなして良い室内環境をつくって欲しいと思います。

クイズの解答

1.蛍光灯(20W)1灯分
本ウェブサイトに参画している各社の換気扇の消費電力の総平均(加重平均)は、約21Wです。

場所によって換気の時間は異なります

換気はどのくらいの時間すればいいの?
換気をする時間は、部屋用途(台所・浴室・便所など)や換気をする目的により異なります。

下記を目安に換気扇を運転することをおすすめします。

台所

コンロなどの使用時間や料理の種類(焼き物・煮物・湯沸しなど)により、こまめに運転切換<入・切、風量切換(風量調整機能が付いている場合)>をすることをおすすめします。

台所は火器を使用する空間であり、もっとも多くの換気量(=排気量)が必要です。多くの排気量が必要ということは、その分の空気の取り入れ(給気)が必要ということであり、とりわけ冬場に台所用の換気扇を運転し続けると冷気の侵入による寒さ感や暖房効率を著しく損なうことになります。  

また、煮物・湯沸しなど料理の種類によっては必ずしも最大の換気量がいる訳ではありませんので、風量調整機能が付いている換気扇が設置されている場合には、こまめに風量切換を行なうことも大切です。

浴室・洗面所

浴室換気の最大の目的は「浴室の乾燥」です。浴室内の湿気をある程度排出するためには、最低でも3時間は換気をする必要があります。できれば夜の入浴後、朝まで換気扇を運転し続けることをおすすめします。浴室のカビの発生を抑えるためには「入浴中よりも入浴後の換気が大切」と覚えておいてください。

便所

常時換気扇を運転するか、トイレ使用後10分程度の残置運転をおすすめします。 トイレ用の換気扇は小型で一般的に電気代もわずかですので、トイレ内の臭気を抑えるためにも換気扇を常時運転することがおすすめです。人感センサーを搭載し残置運転までを自動的に行なうタイプや、遅延タイマー付換気扇なども発売されています。